トロコキシルだから
実現できる疼痛管理

長期持続かつ長期処方が可能 長期持続かつ長期処方が可能
確実な投薬 コンプライアンス 確実な投薬 コンプライアンス

長期処方の重要性について

変形性関節症におけるNSAIDs
投与は少なくとも
6週から8週以上の継続投与が
望ましいと言われています。

変形性関節症とNSAIDsの長期投与

北海道大学大学院 獣医学研究科 奥村正裕先生

変形性関節症は疼痛、炎症および跛行を主訴とする関節の疾患であり、罹患関節を変形させ、機能を低下させる慢性疾患である1)。本症を発症した動物に対して栄養学的管理などの代替的なものを含め、多くの治療法が使用されてはいるが、根本的な治療法はなく、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や鎮痛剤による病態修飾治療が主体となる2)。NSAIDsは、アラキドン酸から炎症性エイコサノイドやトロンボキサンを生成するシクロオキシゲナーゼを阻害することで抗炎症性作用を発現する。慢性疾患である犬の変形性関節症に対するNSAIDsの使用法、特に長期間の継続した投与の有用性についても注目されるようになってきた2)

関節の機能維持・改善には、“関節を動かすこと”が重要である。疼痛はその基本的な運動を阻害するだけでなく、周囲の軟部組織を委縮させる、短期間のNSAIDs投与では疼痛による直接的な不快感を排除するが、それをさらに長期間投与することで、活動性の劇的な改善、関節運動の許容による関節機能の回復、及び関節変化の進行を遅らせる可能性がある。犬750頭を用いたNSAIDs投与の検討では、短期的な鎮痛効果が確認できる投与14日目に明らかな臨床症状の改善がみられたものが65.7%だったが、投与80日目には73.5%に増加することが示された3)。また、床反力を用いた客観的な評価法を用いた検討においても、変形性関節症を発症した犬でNSAIDs投与30日目と投与60日目の明らかな歩行の改善が確認されている4)

長期感のNSAIDs投与においてどのように安全性が評価されているか?データベース上で犬の変形性関節症に対して28日間以上NSAIDsが投与された14の症例群研究に記載されていた安全性に関する成績を分析した研究では、投与期間の延長と副反応の発現に有意な関係はみられなかった2)。より多くの症例を用いた総合的な検討や個体ごとの注意は必要であるが、慢性疾患である変形性関節症を発症した犬に対するNSAIDsの長期間投与は、安全性に関連したリスクも少なく、より大きな効果が見込める治療法になりうると期待される。

1)Johnston, SA (1997) Osteoarthritis, Joint anatomy, physiology and pathobiology. Vet Clin North Am. Small Anim Ptact.27, 699-723.

2)Innes JF, Clayton J, Lascelles BD (2010) Review of the safety and efficacy of long-term NSAIDs use in the treatment of canine osteoarthritis. Vet Rec 166, 226-30.

3)Moreau M, Lussier B, Doucet M, Vincent G, Martel-Pelletier J, Pelletier JP (2007) Efficacy of licofelone in dogs with clinical osteoarthritis. Vet Rec 160, 584-8.

4)Moreau M, Dupuis J, Bonneau NH, Desnoyers M (2003) Clinical evaluation of a nutraceutical, carprofen and meloxicam for the treatment of dogs with osteoarthritis. Vet Rec 152, 323-9.

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長期持続型NSAIDs[トロコキシル]の効果

従来は痛みがあるときのみの投薬のため、
再発や悪化の原因になっていました。
しかし、長期持続型NSAIDsが
可能となったことで、
継続的に健康な生活を送ることが
可能になります。

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投薬コンプライアンスの実態

疼痛管理における投薬
コンプライアンスは、
他の症状の場合より
悪いとされています。

疼痛管理における飼主さまの投薬実態

2015年6月 ゾエティス・ジャパン(株)調べ :
犬の飼主さま104名

投薬コンプライアンスについて

獣医師さまと飼主さまの間には
投薬コンプライアンスの認識に
差があります

獣医師の指示通りの投薬量を守っている
飼い主様は、
わずか59%でした。

投薬コンプライアンス認識GAP

ゾエティス・ジャパン(株)調べ :
2015年4月インターネット調査 獣医師さま157名 /
2015年6月インターネット調査 犬の飼主さま104名

獣医師さまが、飼主さまへ「きちんと
処方通りに投薬できたか」を
確認しても、その返答は
信頼できない場合があります。

ホワイトコート効果
White Coat Effect

飼主さまに投薬遵守について聞いた場合、誰が聞いたかによって飼主さまの答えが違ってきます。
医師さまが聞くとコンプライアンス不良の数値は低くなり、看護師が聞くと高くなる傾向にあります。

出典/青砥広幸ら : 病院薬学 1999;25:22−27

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