農場敷地内
農場現場出入り口
外からの病原体の侵入を防ぎます。出入り口は1カ所に限定し、通過する車両、人、物すべてを消毒できるようにしましょう。
[主に使用される消毒薬と使用のポイント]
消石灰
- タンクローリー車等の大きさ(7m×3m以上)を目安に、消石灰0.5~1kg/m2をほうきなどで均一に拡げる(1袋[20kg]以上)。
- 地面の表面が、ムラなく白くなるよう散布する。
- 車両や人の通行により地面が見えてきたら、すぐに新しい消石灰を散布する。
車両
最近は、噴射洗浄とともに発泡洗浄も行われています。進入時のみならず、退出時にも消毒を行いましょう。
[主に使用される消毒薬と使用のポイント]
逆性石けん
- 規定濃度に希釈し、車両全体に噴射する。
- 特にタイヤの溝には病原体が付着しやすいので、動力噴霧器で汚れ(有機物)を落としながらタイヤ、タイヤハウス内を徹底的に消毒する。
アルデヒド系製剤
- 規定濃度に希釈し、車両全体に噴射する。
- 特にタイヤの溝には病原体が付着しやすいので、動力噴霧器で汚れ(有機物)を落としながらタイヤ、タイヤハウス内を徹底的に消毒する。
畜舎周囲
畜舎と畜舎の間、あるいは畜舎と他の施設との間での病原体の移動を防ぎます。最近は畜舎毎に靴や作業服の交換を徹底している農場もあります。
[主に使用される消毒薬と使用のポイント]
消石灰
- 畜舎周辺と畜舎内通路を1~2m幅に消石灰0.5~1kg/m2を均一に散布(10mぐらいの通路で1袋[20kg]から2袋[40kg])。
- 1. だけでも伝搬防止にはなるが、地面の表面から5~10cm程度の深さまですき込むとさらに効果的。
- 1~2週間おきに散布。