畜体
畜体そのものを消毒する、という考え方は養鶏、養豚現場では常識ですが、牛体消毒に関しては導入時のみという場合もあるようです。乳牛では搾乳前に乳頭・乳房の清拭を行います。
いずれにしても、毒性の低い消毒剤が適します。休薬期間が必要な場合もありますので、薬剤の説明書に従ってください。
畜体に使用可能な消毒剤としては、ヨード系製剤(ヨードホール)、逆性石けん、塩素系製剤などがあります。
定期消毒
畜体消毒と畜舎消毒をかねて、毎日消毒薬を噴霧する方法で、家畜の体表を清潔に保つほか、空気中に浮遊する病原体の殺菌、ホコリの沈静化などの効果があります。また、夏場は畜舎の温度を下げるために、冬場は湿度をあげるためにも利用されます。
乳頭・乳房の清拭
[主に使用される消毒薬と使用のポイント]
ヨード系製剤
- 250~750倍に希釈して使用する。