シンパリカは高い駆除力が速く発現、そして長く持続する

 

シンパリカはノミに対して、高い駆除効果

有効性試験を元にその効果をご紹介します。

ノミ速効性駆除効果

 

投与後3時間で効果が現れ

8時間後までに100%のノミを駆除する事が確認された。

犬64頭を各群8頭に割り付け、プラセボ(無投薬)群と比較した

未吸血のノミ成虫100匹を人工寄生させ、翌日に投薬した後、各時間に生存ノミ数を計数した

申請資料

ノミ持続性駆除効果

 

シンパリカは35日間にわたり、ネコノミ・イヌノミともに

100%の有効性を示した。

生存ノミ数減少率の幾何平均値

1群あたり8頭の成犬が試験に参加

1頭あたりノミ100匹を人工寄生

投与1日前、6日目、13日目、20日目、27日目、34日目にノミを人工寄生させ、
投薬あるいは人工寄生の24時間後に生存ノミ数を計数及び除去した

申請資料

 

シンパリカは35日間にわたり

95.7%~100%の速効性を維持した。

生存ノミ数減少率の幾何平均値

1群あたり8頭の成犬が試験に参加1頭あたりノミ100匹を人工寄生

投与1日前、7日目、14日目、21日目、28日目、35日目にノミを人工寄生させ、
投薬あるいは人工寄生の8時間12時間後に生存ノミ数を計数及び除去した。

申請資料

ノミのライフサイクルを壊す

 

シンパリカはノミの産卵

いずれの時点でも100%抑制した

ノミの産卵に対するシンパリカの効果

20頭の犬を10頭ずつ2群に分け、プラセボと比較

投与後、各計数日前にネコノミ100匹を人工寄生

人工寄生48時間後に卵の計数を行った

申請資料

ノミ(Ctenocephalides felisKS-1株に対するシンパリカの有効性

 

KSU(カンザス州立大学)でC.felisのKS-1(Kansas1) 実験室コロニーが確立され、1990年以降、飼育されている。

フィプロニル、イミダクロプリド、ペルメトリンなど多くの殺虫剤に対して耐性を有することが立証されている

本試験の目的は毎週1回、C.felis(KS-1株)を実験的に 寄生させた犬に2mg/kgのサロラネルを単回経口投与した場合に35日後までの有効性を確認することであった。

引用文献 :

Evaluation of the effectiveness of a novel oral formulation of sarolaner(SimparicaTM)for the treatment and control of fleas on dogs

Veterinary Parasitology 222(2016) 18-22

 

シンパリカは薬剤耐性KS-1株C.felis)に対して

100%の有効性を示した

生存ノミ数減少率の幾何平均値

1群あたり8頭の成犬が試験に参加

1頭あたりノミ100匹を人工寄生

投与1日前、6日目、13日目、20日目、27日目、34日目にノミを人工寄生させ、
投薬あるいは人工寄生の24時間後に生存ノミ数を計数及び除去した

申請資料

 

ノミへの速効性は1ヵ月間有効

人工寄生8時間後の生存ノミ数減少率

1群あたり8頭の成犬が試験に参加

1頭あたりノミ100匹を人工寄生

投与1日前、7日目、14日目、21日目、28日目、35日目にノミを人工寄生させ、
投薬あるいは人工寄生の8、12、24時間後に生存ノミ数を計数及び除去した


Six, R.H., et al., Parasit Vectors, 2016. 9-90

マダニ

 

シンパリカは各種感染性微生物を媒介する

マダニに対して有効である

クロアシマダニIxodes scapularis

ライム病Borrelia burgdorferi

アナプラズマ病Anaplasma phagocytophilum

エールリヒア症Ehrlichia muris / EML 病原体

クリイロコイタマダニRhipicephalus sanguineus

エールリヒア症Ehrlichia canis

バベシア症Babesia spp

アメリカイヌカクマダニDermacentor variabilis

ロッキー山紅斑熱Rickettsia rickettsii

野兎病Francisella tularensis

ローンスターダニAmblyomma americanum

ヒト単球性エールリヒア症Ehrlichia chaffeensis

顆粒球性エールリヒア症Ehrlichia ewingii

リケッチア症Rickettsia amblyommii

野兎病Francisella tularensis

メキシコ湾岸ダニAmblyomma maculatum

アメリカの犬ヘパトゾーン症Hepatozoon americanum

リケッチア症Rickettsia parkeri


犬における①D. reticulatusによるBabesia canis(バベシア症)媒介、②I. scapularisによるBorrelia burgdorfeli(ライム病)およびAnaplasma phagocytophilum(アナプラズマ症)媒介について調査し、①および②では各病原体の伝播が阻止されることが確認された。

引用文献 :
① Geurden et al. Parasites & Vectors (2017) 10:415
② Veterinary parasitology, Volume 222, 30 May 2016, p67-72


※動物用のノミ・マダニ駆除薬がこれらの寄生虫が媒介する疾病の伝播を阻止できるかについて、 検討されているわけではありません。

マダニに対する速効性

 

シンパリカは既に寄生しているマダニに対して

投薬後8時間で90%以上の駆除効果を示した

投薬後計数時間

1群あたり7頭の成犬が試験に参加

1頭あたり50匹の未吸血のマダニを人工寄生

投与2日前にマダニを人工寄生させ薬剤を投与した後
8、12及び24時間に生存マダニを計数した。


申請資料

 

シンパリカは各種マダニに対して、

97.4%以上の駆除効果を35日間維持した

生存マダニ数減少率

1群あたり8頭の成犬が試験に参加

1頭あたり50匹の未吸血のマダニを人工寄生

投与2日前、5日目、12日目、19日目、26日目、33日目にマダニを人工寄生させ、
投薬あるいは人工寄生の48時間後に生存マダニの計数及び除去を実施した。

申請資料

 

クリイロコイタマダニに対する駆除効果の比較

投薬およびマダニ再寄生後24時間の持続性駆除効果の比較

1群あたり8頭の成犬が試験に参加

1頭当たり50匹の未吸血のマダニを人工寄生

投与2日前と7、14、21、28、35日目にマダニを人工寄生させ、
投薬あるいは人工寄生の8、12、24時間後に生存マダニの計数および除去を実施した。

Six et al. Parasites & Vectors (2016) 9:91