犬糸状虫の濃厚感染地域にて、雑種犬12頭(体重:11.2~30.5kg)を モキシデクチン0.5mg/kg投与群と同無投与群の各6頭に分けて 12ヵ月間飼育しました。12ヵ月後、犬糸状虫の第3期幼虫約100隻を 両群にそれぞれ接種して、接種後368日および369日目に剖検を行い 犬糸状虫の寄生成虫数を確認し回収率を求めました。
沖縄を含む国内の6ヵ所の臨床施設(動物病院)で犬糸状虫の感染時期 (2007年8月~2008年1月)に来院した犬209頭を対象に、注射用プロハート12を 体重1kgあたり0.05mL(有効成分として0.5mg)の用量で、犬の皮下に1回注射しました。
投与後18ヵ月までの、一般状態、投与部位の観察および犬糸状虫検査(ミクロフィラリア検査および抗原検査)に おいて、異常は認められず、犬糸状虫検査はすべて陰性でした。※ また注射用プロハート12と因果関係があると示 唆される有害事象は1症例(軽度の食欲不振と嘔吐。2日後に回復)のみでした。故に注射用プロハート12は犬の 犬糸状虫の寄生予防に12ヵ月間有効で、その安全性にも問題はないと結論されました。
※ 有効性対象症例のうち、193頭では披験薬投与後12ヵ月以降、何らかの犬糸状虫寄生予防剤が使用されていた。 残りの16症例では被験薬投与後12ヵ月から治験終了の18ヵ月までの期間が犬糸状虫寄生予防期間でなかったため、予防剤は使用されていなかった。