製品情報

エクセーデC

エクセーデCセファロスポリン系抗菌剤

  • 動物用医薬品
  • 要指示医薬品 使用基準 指定医薬品
  • 貯法
    密閉容器 室温保存

エクセーデC

【成分及び分量】

品名 エクセーデ®C
有効成分 セフチオフル
含量 1mL中200mg(力価)

【効能又は効果】

[有効菌種]
マンヘミア ヘモリチカ、
パスツレラ ムルトシダ、
ヒストフィルス ソムニ、
フソバクテリウム ネクロフォーラム、
ポルフィロモナス アサッカロリチカ、
トゥルエペレラ ピオゲネス(アルカノバクテリウム ピオゲネス)、
大腸菌

[適応症]
牛:細菌性肺炎、趾間フレグモーネ(趾間ふらん)、産褥熱

【用法及び用量】

体重1kg当たりセフチオフルとして6.6mg(力価)を耳根部皮下に単回投与する。

【使用上の注意】

警告

  • ・本剤は、承認された対象動物以外(鶏・種卵など)には使用しないこと(セフチオフルナトリウムの水性注射剤の種卵への投与により、細菌の薬剤耐性率上昇を招いたとの報告がある。)
  • 用法・用量に定められた部位以外に投与すると、使用禁止期間経過時点で、残留基準地を超えて残留するおそれがあるため、必ず耳根部皮下に投与すること。
(基本的事項)
1.守らなければならないこと
(一般的注意)
  • ・本剤は、要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。
  • ・本剤は、効能・効果において定められた適応症の治療にのみ使用すること。
  • ・本剤は、定められた用法・用量を厳守すること。なお、用法・用量に定められた単回の投与であってもそれを反復する投与は避けること。
  • ・本剤は、「使用基準」の定めるところにより使用すること。
注意
:本剤は医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第83条の4の規定に基づき上記の用法及び用量を含めて使用者が遵守すべき基準が定められた動物用医薬品ですので、使用対象動物(牛)について上記の用法及び用量並びに次の使用禁止期間を遵守して下さい。
:食用に供するためにと殺する前14日間
(牛に関する注意)
  • ・ 趾間フレグモーネの治療に際しては、患部の汚物除去及び洗浄を行うこと。
 
(取扱い及び廃棄に関する注意)
  • ・小児の手の届かないところに保管すること。
  • ・本剤の保管は直射日光及び高温を避けること。
  • ・開封後12週間を経過したものは使用しないこと。
  • ・注射器具は減菌又は煮沸消毒されたものを使用すること。薬剤により消毒した器具又は他の薬剤に使用した器具は使用しないこと(ガス減菌によるものを除く。)。なお、乾熱、高圧蒸気減菌又は煮沸消毒等を行った場合は、室温まで冷えたものを使用すること。
  • ・使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分すること。
  • ・本剤を廃棄する際は、環境や水系を汚染しないように注意し、地方公共団体条例等に従い処分すること。
  • ・使用済みの注射針は、針回収用の専用容器に入れること。針回収用の容器の廃棄は、産業廃棄物収集運搬業及び産業廃棄物処分業の許可を有した業者に委託すること。
2.使用に際して気をつけること
(使用者に対する注意)
  • ・誤って注射された者は、直ちに医師の診察を受けること。
  • ・皮膚炎等のアレルギー症状を起こすことがあるため、皮膚に付着した場合は直ちに洗い流すこと。特に、ペニシリン系及びセファロスポリン系薬剤に過敏症反応を示したことのある人は注意すること。
(牛に関する注意)
  • ・副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。
  • ・本剤投与後、注射部位に腫帳あるいは硬結がみられることがある。
 
(その他の注意)
  • ・趾間フレグモーネの治療に際しては、治療効果を上げるため牛床の衛生管理とともに、敷料の使用等により牛蹄の負担を和らげること、患部を乾燥した状態に保つこと等の牛蹄の衛生管理についても留意すること。
(専門的事項)
①対象動物の使用制限等
・次の動物には投与しないこと。
ー 過去にペニシリン系及びセファロスポリン系薬剤に過敏症反応を示したことのある牛
②重要な基本的注意
  • ・本剤は第一次選択薬が無効である症例に限り使用すること。
  • ・本剤の使用に当たっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、適応症の治療上必要な最小限の投与に止めること。
  • 動脈に注射すると対象動物が突然死するおそれがある。注射針が血管に入っていないことを確認してから投与すること。
③副作用
・ペニシリン系及びセファロスポリン系薬剤は、まれに過敏症反応を起こすことが考えられるので、観察を十分に行い、症状があらわれた場合は投与を中止し、適切な処置を行うこと。
④取扱い上の注意
・よく振り混ぜてから使用すること。
⑤その他の注意
・趾間フレグモーネの治療に際しては、必要な場合には、局所治療を併用すること。
用法・用量に定められた部位である耳根部皮下(不可食部位)以外に投与した場合、使用禁止期間を経過した時点でも、注射部位において残留基準値を超えて残留するおそれがあるため、必ず耳根部皮下に投与すること。なお、耳根部皮下(不可食部位)における残留は検討されていない。

【有効期間】

24ヵ月

【包装】

100mL(100mL×1ガラスバイアル入)

投与量の目安

*10kgあたり0.33mL

投与量の目安

投与量の目安

あなたは獣医療関係者ですか?

はい いいえ