Japan
印刷 印刷
Zoom Zoom
Text Size

フォステラ® メタスティムPCV-MHのよくあるご質問

1. フォステラ メタスティムPCV-MHは最初から2つの抗原が混ぜ合わせてありますが、豚サーコウイルス2型(PCV2)とマイコプラズマ ハイオニューモニエ(マイコプラズマ)の両方にきちんと効果が出るのでしょうか?

最初から2つの抗原が混ぜ合わされていますが、PCV2とマイコプラズマの両方に対して効果を発揮することが、国内外における薬理および臨床試験において確認されています。

効果のある混合済みワクチンを開発・製造するためには、難題を克服する必要がありました。(図1)
ワクチン製造過程において、マイコプラズマを培養する際に培養液に豚血清を添加します。その血清中に含まれる抗PCV2抗体がワクチン製剤中に残留してしまうと、ワクチンに含まれるPCV2抗原と結合することによりワクチンの効果を減弱してしまいます。そのため、抗PCV2抗体を取り除くことが、混合済みワクチンを開発する上での課題となっていました。

ゾエティスは、抗PCV2抗体を除去するのに、「プロテインA」という物質を使用する技術を用いることで成功しました。この製造方法により、マイコプラズマ抗原とPCV2抗原を混ぜ合わせても効果が発揮できるワクチンの製造が可能となったのです。
また、PCV2抗原とマイコプラズマ抗原の両方に適したアジュバント「メタスティム®」を採用していますので、効率よく免疫刺激がなされ、免疫応答が起こります。

  • ※ワクチンの効果を発揮させるためには、疾病の発生状況や飼養環境によってワクチンの投与時期を適切に判断する必要があります。本剤は、要指示医薬品ですので獣医師等の処方箋・指示により使用してください。

2. アジュバント「メタスティム®」の特長について教えてください。

メタスティムは、オイルインウォーター(O/W)型のアジュバントで、粘度が低く、さらさらしているので投与しやすいものとなっています。また、このアジュバントは不活化した細菌やウイルスなど様々な抗原に対して相性が良いことがわかっています。海外では、牛や馬用ワクチンのアジュバントとしても使用実績があります。
メタスティムは丸い粒子状で、ワクチン抗原をその表面だけでなく内部にも拡散させています。それにより、液性免疫と細胞性免疫の両方をバランスよく誘導します。

アジュバント「メタスティム®」の特長とメカニズム

3. メタスティムは他のアジュバントと比べて効果が期待できますか?

不活化ワクチンの開発において、ワクチン抗原と最適なアジュバントの選択の2つがワクチンの性能を決めるカギとなります。そこで、ゾエティスでは複数のアジュバントを用いて試験を行いました。メタスティムはMhp肺病変率およびPCV2のウイルス血症を抑制するという点において、従来のアジュバントよりも優れた結果となりました。(図1)。

4. フォステラ メタスティムPCV-MHを投与して副反応が出たという報告はありますか?

常用量を投与した国内臨床試験で安全性評価を行いました。一過性の活力低下や投与部位反応が認められましたが、1時間以内に回復しました*。
長期にわたる食欲不振などの副反応はその後の増体に影響を及ぼしますが、国内臨床試験において、フォステラ メタスティムPCV-MHは投与後の増体不良など長期にわたる影響が認められませんでした。
副反応の発生頻度は極めて低いですが、全てのワクチン製剤において発生の可能性があります。

* 申請資料

5. マイコプラズマ対策に、レスピシュア ワンとフォステラ メタスティムPCV-MHのどちらを使用したらいいですか?

農場の疾病状況によるので一概にはお答えできません。しかし、マイコプラズマの母豚から子豚への垂直伝播や、離乳後に子豚同士の水平伝播が疑われる場合は、早期にワクチンを投与して免疫を付与することがマイコプラズマ対策において効果的という報告があります。そのような場合では、1日齢(出生翌日)から投与できるレスピシュア ワンが最適と考えられます。

一方で、マイコプラズマの影響がさほど深刻ではなく、反面、人手不足が深刻な農場には、ワクチン2剤を混ぜる手間や2剤をそれぞれ投与する作業を必要とせず、本剤1剤で豚マイコプラズマ性肺炎とPCV2感染による症状や経済的被害を低減・改善することが可能なフォステラ メタスティムPCV-MHが効果面と作業性の点で適していると考えられます。

  • ※ワクチンの効果を発揮させるためには、疾病の発生状況や飼養環境によってワクチンの投与時期を適切に判断する必要があります。本剤は、要指示医薬品ですので獣医師等の処方箋・指示により使用してください。

この記事に関連する情報

製品パンフレット(PDF)はこちら