製品概要

product information

牛伝染性鼻気管炎・牛パラインフルエンザ混合生ワクチン(シード)

本剤は、妊娠牛を含む1か月齢以上の健康な牛の鼻腔内に投与することで、牛伝染性鼻気管炎ウイルス及び牛パラインフルエンザ3型ウイルスの感染によって発症する疾病を予防する弱毒生ワクチンである。本剤の製造には温度感受性株を用いており、39℃以上の温度では増殖が著しく抑制され、上部呼吸気道に限局して増殖する。本剤は速やかに鼻腔粘膜面でのインターフェロンγやIgAの産生を誘導し、局所における粘膜免疫応答を惹起させ、さらに全身性の液性免疫による血中抗体を上昇させることによって両ウイルスの呼吸器症状に対する防御効果が得られる。

【製法・性状】
本剤は、弱毒牛伝染性鼻気管炎ウイルス及び弱毒牛パラインフルエンザ3型ウイルスを牛腎由来細胞で増殖させて得られたウイルス液を混合し、安定剤及び保存剤を加え、凍結乾燥したワクチン(乾燥ワクチン)と溶解用液を組み合わせたものである。乾燥ワクチンは帯黄白色で添付の溶解用液を加えて溶解し、帯黄淡赤色透明な液体となる。溶解用液は無色透明な液体である。

【成分・分量】
乾燥ワクチン1頭分中
 牛腎株化NLBK-6細胞培養弱毒牛伝染性鼻気管炎ウイルス
 RLB106株(シード)    105.0TCID50以上
 牛腎株化NLBK-6細胞培養弱毒牛パラインフルエンザ3型ウイルス
 RLB103株(シード)    105.2TCID50以上
 カゼイン酵素分解物    11.6~29.76mg
 ゼラチン         2.5~8.4mg
 乳糖水和物       14.5~37.2mg
 リン酸二水素カリウム   0.071775~0.184141mg
 リン酸二カリウム三水和物 0.170375~0.4371mg
 L-グルタミン酸カリウム   0.0696~0.17856mg
 硫酸ゲンタマイシン    30μg以下

溶解用液1頭分(2mL)中
 滅菌注射用水       2mL

【効能・効果】
牛伝染性鼻気管炎及び牛パラインフルエンザの呼吸器症状に対する予防

【用法・用量】
凍結乾燥ワクチンに添付の溶解用液を加えて溶解し、1か月齢以上の健康な牛1頭あたり、両側鼻腔内に1mLずつ計2mLを1回投与する。

【使用上の注意】
(一般的注意)
 (1)本剤は、要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。
 (2)本剤は、定められた用法・用量を厳守すること。
 (3)本剤は、効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。

(使用者に対する注意)
 誤って投与された者は、患部の消毒・洗浄等適切な処置をとること。必要があれば本使用説明書を持参し、受傷について医師の診察を受けること。

本ワクチンの成分の­特徴

微生物名 抗 原 アジュバント
人獣共通感染症の当否 微生物の生・死 有無 種類
牛伝染性鼻気管炎ウイルス
牛パラインフルエンザ3型ウイルス 

本ワクチン株は、人に対する病原性はない。

(牛に対する注意)
1制限事項
(1)本剤の投与前には健康状態について検査し、重大な異常(重大な疾病)を認めた場合は投与しないこと。
(2)対象牛が、次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質等を考慮し、投与の適否の判断を慎重に行うこと。
・発熱、下痢など臨床異常が認められるもの。
・疾病の治療を継続中のもの又は治癒後間がないもの。
・明らかな栄養障害があるもの。
(3)本剤の投与後、少なくとも2~3日間は安静に努め、移動等は避けること。
2副反応
副反応が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。
3相互作用
本剤には他の薬剤(ワクチン)を加えて使用しないこと。

4適用上の注意
(1)移行抗体価の高い個体では、ワクチン効果が抑制されることがあるので、幼若な牛への接種は移行抗体が消失する時期を考慮すること。
(2)本剤の用法は鼻腔内投与に限定されていることから、投与部位を厳守し、吸気時に投与すること。
(3)乾燥ワクチン及び溶解用液のゴム栓は70%アルコールで消毒し、滅菌済みの注射器具等で溶解用液を乾燥ワクチン瓶に注入し、よく振盪して均一に溶解すること。
(4)溶解したワクチンを投与する場合、滅菌済みの注射針付きのディスポーザブル注射器を用い2mLを吸引し、注射針を取り外した後、それぞれ左右の鼻腔内に1mLずつ投与すること。
(5)投与器具は滅菌又は煮沸消毒したものを使用すること。薬剤により消毒をした器具又は他の薬剤に使用した器具は使用しないこと(ガス滅菌によるものを除く)。なお、乾熱、高圧蒸気滅菌又は煮沸消毒等を行った場合は、室温まで冷えたものを使用すること。
(6)投与器具は原則として1頭ごとに取り替えること。
(7)このワクチンウイルスは、ワクチン投与後に一過性のウイルス排泄が認められ、非ワクチン投与牛に感染し、その結果、牛伝染性鼻気管炎ウイルス及び牛パラインフルエンザウイルスに対する抗体が陽転する場合がある。
(8)同居牛には、できるだけ同時期にワクチン投与することが推奨される。もし、畜舎内にワクチン投与対象牛以外の牛がいる場合、それらの牛にワクチンウイルスが拡散しないよう注意すること。
(9)対象動物以外の動物並びに畜舎及び周辺環境等にワクチンウイルスが拡散しないよう注意すること。

(取扱い上の注意)
(1)外観又は内容に異常を認めたものは使用しないこと。
(2)使用期限が過ぎたものは使用しないこと。
(3)一度開封したワクチンは速やかに使用すること。使い残りのワクチンは雑菌の混入や効力低下のおそれがあるので、使用しないこと。
(4)溶解後は速やかに使用すること。
(5)開封時にアルミキャップの切断面で手指を切るおそれがあるので注意すること。
(6)本剤は乾燥ワクチンであるが、真空乾燥品と乾燥後窒素充填品の2種がある。真空乾燥品の場合、ワクチン瓶内は、真空になっており破裂するおそれがあるので、強い衝撃を与えないこと。
(7)使い残りのワクチン及び使用済みの容器は、消毒又は滅菌後に地方公共団体条例等に従い処分、若しくは感染性廃棄物として処分すること。 
(8)使用済みの器具は、回収用の専用容器に入れること。回収用の容器の廃棄は、産業廃棄物収集運搬業及び産業廃棄物処分業の許可を有した業者に委託すること。


(保管上の注意)
(1)小児の手の届かないところに保管すること。
(2)直射日光、加温又は凍結は品質に影響を与えるので、避けること。

【貯蔵方法】
2~7℃の冷暗所に保存すること。

【有効期間】
有効期間は製造後2年間(最終有効年月は外箱及びラベルに表示)。

【包装】
1頭分×10(乾燥ワクチン×10バイアル、溶解用液×10バイアル)
10頭分×1(乾燥ワクチン×1バイアル、溶解用液×1バイアル)


本ワクチンに関するお問い合わせは下記までお願い致します。
ゾエティス・ジャパン株式会社
〒151-0053 東京都渋谷区代々木3-22-7
TEL:0120-334602  FAX:0120-554417